PHP  エクセル10倍活用術              操作編

 ・Excelでプレゼンテーションをする

 


操作の概要

 ここでは、Excelの各シートを全画面表示させて、まるでPowerPointのスライドショーのように、
お客様などにお見せする為の操作方法と、その為のシートの作り方を説明します。
 

操作の流れ

ここでは下記のような2枚のシートを作成します

  • ここでは以下の説明の為に下図のような2枚のシートを作成し、 プレゼンテーションする場合として説明します。

各スライドの作成時に注意すべき事

  • 各シートの内容やデザインやレイアウトは自由なので、あくまでここでの例の場合で説明します。
  1. ここでは、「○○食品株式会社様」等の文字は全て「テキストボックス 」で作成しています。

  2. 文字のフォントやその他のオブジェクトの配置は、【表示】→【全画面表示】にして、バランスを取って作成します。

行列番号とセルの枠線をなくして白紙のシートにします

  1. 【ツール】→【オプション】とクリックします。

  2. 「オプション」ダイアログが表示されました。

  3. ウィンドウオプションの欄で、「枠線」と「行列番号」の前の□をクリックして、チェックを消します。

  4. 【OK】をクリックします。

  5. セルの枠線と行列番号がなくなりました。

    ◎この操作は各シート毎に必要です。仮に10枚のシートを見せたい時は10枚のシートに全て同じ操作をします。

プレゼンテーションの開始の指定

  1. ツールバーの【表示】→【全画面表示】とクリックします。
    ツールバーも数式バーもシート名のタブも消えて、画面一杯にシート内容が表示されます。

◎ここで、もう1つ大切な注意点があります。

 下図を見て下さい。中央付近に黒枠が見えています。それは今クリックしているセルの位置を示しています。

 それを見せなくする為には、ここでは、例えば「第○○期・・・」の文字の下の位置に、クリックの位置を 移動します。
 また、その為に、この文字の背景を白にしています。

 このように、綺麗にみせる為には、セルの表示が隠れる文字枠や図形が必要です。
 この例のように文字だけの場合には、文字をセルに書かずに、テキストボックス  などを利用して、文字を作成します。そしてその背景を白などにしておきます。
 

 

ページめくりの仕方

  1. 今シート名のタブも消えていますので、次のシートを表示させるには、キーボードを利用します。
    【Ctrl】キーを押しながら【PageDown】キーを押します。
    これで次のシート(次のページ)に進めます。

    前のシートに戻りたい時には、【Ctrl】キーを押しながら【PageUp】キーを押します。

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全画面表示からの通常のExcel画面への戻り方

  • ツールバーの【表示】→【全画面表示】で、元のExcelの通常画面に戻れます。
     

  • 又は、全画面表示にした時に表示される、下図の「全画面表示を閉じる」をクリックします。
                

 

 このExcelでのプレゼンテーションの機能は、ノートパソコンなどをお客様の所に持って行ってExcel による、プレゼンなどで使えます。

 メニューバーは使えますので、メニューバーからの操作をして、お客様の目の前で、グラフを変更したりも出来ます。

 ピボットテーブルやピボットグラフなどのシートがあれば、お客様の目の前でいろんな角度での分析をお見せする事も出来ます。