PHP  エクセル10倍活用術              操作編

 ・外部データベースを利用して、ピボットテーブルで分析する

 


操作の概要

 Excel2007より、データは1,048,575件(頭1行は項目名の為) まで、Excel シート上で取り扱えます。ですから1,048,575行までに入るデータは、例えばAccess データから、Excel にはき出して
Excel シート上で分析した方が、データの状態が見られて楽かと思います。
 しかし、今あるAccess などの他のデータベース上にあるデータを、Excel のピボットテーブルで直接分析したい場合もあります。
 ですから、ここでは、Access データを利用して分析する操作方法を説明をします。
 

操作の流れ

白紙のExcel シートから始めます

  1. 白紙のExcel シートの任意のセル1つをクリックします。
    任意ですが、そのクリックしたセルからピボットテーブルが表示されますので、一般的にはA1のセルが良いでしょう。

  2. 【データ】タブをクリックします。

  3. [外部データの取り込み]の【Access データベース】をクリックします。

から分析に利用するAccess データを指定します

  1. 具体的に、どのフォルダの、どのAccess データベースを利用するのか、そのファイル名を指定します。
    ここでは、下図のように「売上データ.mdb」を選択しました。

  2. 【開く】をクリックします。

データのインポート方法を指定

  • この選択したAccess データをどのように開くかの指定が出来ます。
       @「テーブル」
       A「ピボットテーブル レポート」
       B「ピボットグラフ/ピボットテーブル レポート」の中から選択出来ます。
     

  • Access データが、1,048,576行以内であった場合には、@「テーブル」として簡単に取り込めます。
    そこからピボットテーブルで分析します。
    Access データが、1,048,576行以上あった場合には、A「ピボットテーブル レポート」として、外部のAccess データに接続して
    ピボットテーブルで分析します。
    B「ピボットテーブル/ピボットグラフ レポート」を選択したら、ピボットテーブルを作成しながらピボットグラフが表示される指定です。
     

  • 上記操作5の続きとして、以下ですべての場合をここで簡単に、説明してみます。

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データのインポート方法を指定−@

  1. ここではまず、@「テーブル」を選択してみます。
    データを返す場所は、今クリックしているA1のままで良いので、【OK】とクリックします。

Excelにテーブルで、Access データが取り込まれました

  • 下図のように、Excel のテーブル状態で、データが表示されました。
    これは、今選択したAccess データが、1,048,576行以内であった為に取り込むことが出来ました。
     
  • 後は、このテーブルよりピボットテーブルで分析が出来ます。
     
  • 次に、操作7で、【ピボットテーブル レポート】で表示させてみます。

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データのインポート方法を指定−A

  • この選択したAccess データをどのように開くかの指定が出来ます。
       @「テーブル」
       A「ピボットテーブル レポート」
       B「ピボットグラフ/ピボットテーブル レポート」の中から選択出来ます。

  1. ここでは、Aの「ピボットテーブル レポート」を選択してみます。
    データを返す場所は、今クリックしているA1のままで良いので、【OK】とクリックします。

Excel にピボットテーブルとして取り込まれました

  • 下図のように、Excel のピボットテーブルが表示されました。
    後は、通常のピボットテーブルの操作で、いろいろな分析が出来ます。
     
  • 次に、操作8で、【ピボットグラフ/ピボットテーブル レポート】で表示させてみます。

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データのインポート方法を指定 −B

  • この選択したAccess データをどのように開くかの指定が出来ます。
       @「テーブル」
       A「ピボットテーブル レポート」
       B「ピボットグラフ/ピボットテーブル レポート」の中から選択出来ます。

  1. ここでは、Bの「ピボットグラフ/ピボットテーブル レポート」を選択してみます。
    データを返す場所は、今クリックしているA1のままで良いので、【OK】とクリックします。

Excel にピボットグラフとピボットテーブルとして取り込まれました

  • 下図のように、Excel のピボットテーブルとピボットグラフが表示されました。
    後は、通常のピボットテーブルやピボットグラフの操作で、いろいろな分析が出来ます。

 

  • 上記で操作6より3つの場合を示しましたが、どの表示方法でも同じだと思えます。今からやりたい分析内容により、選択して下さい。
     

  • このデータベースを取り込んだExcel ブックは名前をつけて保存が出来ます。
    そして、このExcel ブックを呼び出せば、何時でも元のデータベースとリンクして利用出来ます。
     

  • 元のデータベースにデータが追加されている場合には、ピボットテーブルの操作をする前に「データの更新」を行えば、常に最新のデータからデータ分析が出来ます。

    その方法は、【データ】タブ→[接続]の【すべて更新】をクリックするだけです。

  • 上記の操作説明のように、Excel2007 より外部データの取り込み方法は、以前のバージョンと比べて格段に簡単になりました。
    いろいろな種類のデータを利用してデータ分析が簡単に行えます。

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  • データ分析の考え方や、ピボットテーブルやピボットテーブルの考え方や操作 は下記の筆書の本にて詳細に説明しています。

    『Excelでマスターする ビジネスデータ分析 実践の極意』(アスキー・メディアワークス社)
    上記より amazon.co.jp の本の購入へリンクしています。
    またこのWebと同じ、suminaka.com の「書籍・ツールのご紹介」からでも、リングで進めます。

    このWebサイトでは全ては説明できないため、是非上記の本を参照して頂ければ思います。
    この本は2003年に初版が発刊されて、現在13刷まで増刷されています。
    但し、2003年刊なので、図は Excel2002 バージョンです。
    データ分析の考え方や進め方を中心に説明していますので、操作だけでなく考え方を参考にしていただければと思います。

    Excel2007・2010のリボン等の操作の説明はありませんが、データ分析の操作の流れや、ピボットテーブルやピボットグラフで何が出来るかは、良く分かると思います。