下図のような「社員名簿」があります
ここでは下図のような項目名を持った、89名の社員名簿データがあります。
このデータの数値項目は「年齢」です。他に金額も数量もありません。しかし、このようなデータでもピボットテーブルで分析は出来ます。 それも以下説明して行きます。
ピボットテーブルを指定します
表内の任意のセル1つをクリックしておきます。ここではA1をクリックしています。
【挿入】タブ→[テーブル]の【ピボットテーブル】をクリックします。
ピボットテーブルの作成が表示されます
「ピボットテーブルの作成」 ダイアログが表示されます。
今回は、Excel の表から、ピボットテーブルを作成するので、このまま【OK】とします。
新規シートに白紙のピボットテーブルが表示されます
新規シートに下図のように、ピボットテーブル を作成する為の白紙の表と『ピボットテーブルのフィールドリスト』が表示されます。 またリボンバーもピボットテーブル関係が表示されました。
年齢別人数表を作成します
『ピボットテーブルのフィールドリスト』より、「年齢」を行欄(行ラべル)へドラッグします。 (ここで、上段の「年齢」の項目をクリックすると、数値データなので、データ欄(煤@値)の欄に入ります。 その場合には、手動で行欄へドラッグして下さい)
「氏名」をデータ欄 (煤@値)にドラッグします。 (ここでも、上段の「氏名」の項目をクリックすると、文字列データなので、行欄(行ラベル)の欄に入ります。 その場合には、手動でデータ欄へドラッグして下さい) これで、23歳から73歳までの、年齢別人数表が出来ました。
これより、ピボットグラフを作成してみましょう
今表示されているリボンバーの【オプション】タブ→[ツール]の【ピボットグラフ】をクリックします。
グラフの種類の選択画面になりますので、ここでは「縦棒グラフ」を選択します。
【OK】をクリックします。
年齢をグループ化指定します
ピボットテーブルの、A4以降A31までの(年齢の内容表示のセル)任意のセルを1つクリックします。 ここでは、A6のセルをクリックしました。
【オプション】タブ→[グループ]の【グループフィールド】をクリックします。 又は【グループの選択】でも結構です。 数値データと日付データのグループ化の場合には、【グループアィールド】でも【グループの選択】のどちらでもOKです。
又は
グループ化の値を指定をします
表示された 「グループ化」のダイアログにて、 ここでは「先頭の値」として、「20」を入力します(20歳よりと指定します)。
末尾の値は、このままで良いとします。
単位は、5歳区切りで表示させたいので、ここでは「5」と入力します。
グループ化されたピボットテーブルとピボットグラフが表示されました
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このピボットグラフを、完全なヒストグラムにしてみましょう−1
ヒストグラムは、グラフの棒の間隔がないものが完全です。 そこで、グラフの間隔をなくしてみます。
表示されている棒グラフをクリックし、棒の上で右クリックします。
【データ系列の書式設定】をクリックします。
このピボットグラフを 、完全なヒストグラムにしてみましょう−2
棒の間隔はなくなりました
棒グラフの間隔はなくなりましたが、これでは、棒グラフの境目が分かりにくいです。 棒グラフの枠線を薄い水色に変更してみます。
棒グラフの棒の枠線の色を薄い水色に変更してみます−1
再度、棒グラフの棒の上で右クリックします。
「データ系列の書式設定」のダイアログが表示されます。
今回は、【枠線の色】 タブをクリックします。
今「自動」になっています。それを「線(単色)」をクリックで選択します。
棒グラフの棒の枠線の色を薄い水色に変更してみます−2
色の横の をクリックします。
表示された色パレット等から、 変更する色を選択します。
【閉じる】をクリックします。
枠線が薄い水色になり、区別がつくヒストグラムになりました。
課別の分析をしてみましょう (詳細は割愛します)
「所属 部」と「所属 課」をページ欄(レポートフィルタ)へドラッグします。
「性別」を系列欄(汎用フィルタ)へドラッグします。
全社員の性別、年齢別のピボットテーブルと構成グラフとなりました。 ここより、条件欄の、所属部や所属課の条件を変えた、スライス分析が出来ます。 又系列欄(汎用フィルタ)に入れた「性別」を「役職」に変えて、ダイス分析も出来ます。
『Excelでマスターする ビジネスデータ分析 実践の極意』(アスキー・メディアワークス社) 上記より amazon.co.jp の本の購入へリンクしています。 またこのWebと同じ、suminaka.com の「書籍・ツールのご紹介」からでも、リングで進めます。
このWebサイトでは全ては説明できないため、是非上記の本を参照して頂ければ思います。 この本は2003年に初版が発刊されて、現在13刷まで増刷されています。 但し、2003年刊なので、図は Excel2002 バージョンです。 データ分析の考え方や進め方を中心に説明していますので、操作だけでなく考え方を参考にしていただければと思います。 Excel2007・2010のリボン等の操作の説明はありませんが、データ分析の操作の流れや、ピボットテーブルやピボットグラフで何が出来るかは、良く分かると思います。