PHP  エクセル10倍活用術              操作編

 ・条件付き書式を設定する

 


操作の概要

 ここでは、Excel2007より強化された「条件付き書式」の設定方法も含めて説明します。

   @セルの色を、80点以上は「緑色」、79〜66点までは「黄色」、65点以下は「橙色」の条件で
     変更させてみます。
    A各月に「データバー」を設定します。
     B3ヶ月計と地区総計に「カラースケール」を設定します。 
     Cその上で、3ヶ月計と地区総計に「アイコンセット」を設定します。
     尚、A〜Cは一連の流れとして説明します。


操作の流れ@−セルの強調表示の設定

下図のような表に「条件付き書式」を設定します

  • 下図のようなテストの点の一覧表があります。
    (テストの点が80点以上は「緑色」、79点から66点までは「黄色」、65点以下は「赤色」にセルの色を設定します)

条件付き書式を設定したい範囲を指定します

  1. 条件付き書式を設定したい範囲(B2〜D7)を範囲指定します。
     

    ・ここでは、「80点以上」「79点から66点」「65点以下」の3つの条件があります。
    ・Excel2007よりは、条件付き書式を設定したい全体に対して、3度条件(厳密に言えば5
     度)設定をする事により、3つの条件付き書式を設定します。

    ・以下に、その設定方法を説明します。

セルの強調表示ルールを指定します(80点以上の指定−1)

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【セルの強調表示ルール】→【指定の値より大きい】とクリックします。

セルの強調表示ルールを指定します(80点以上の指定−2)

  1. 下図のように「指定の値より大きい」ダイアログが表示されます。
    ここで、値に「80」を入力します。

  2. そして、ここでは「濃い緑の文字、緑の背景」の書式を選択しました。

  3. 【OK】をクリックします。

セルの強調表示ルールを指定します(80点以上の指定−3)

  • 操作2〜5では80点より大きい設定です。
    80点は含まれないので、更に80点の設定をします。

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【セルの強調表示ルール】→【指定の値と等しい】とクリックします。

  2. 「指定の値と等しい」ダアログが表示されます。

  3. ここで値として「80」を入力します。

  4. そして書式は先ほどの80点より大きいと同じ書式(緑色)の設定します。

80点以上のセルに書式が設定されました

  1. 下図のように、指定範囲内の80点以上のセルに書式が設定されました。

セルの強調表示ルールを指定します(79〜66点の指定−1)

  • 先の操作の続きとして、範囲指定もそのままとします。

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【セルの強調表示ルール】→【指定の範囲内】とクリックします。

セルの強調表示ルールを指定します(79〜66点の指定−2)

  1. 下図のように「指定の範囲内」ダイアログが表示されます。
    ここで、値の「79」と「66」を入力します。

  2. そして、ここでは「濃い黄色の文字、黄色の背景」の書式を選択しました。

  3. 【OK】をクリックします。

79〜66点の間のセルに書式が設定されました

  1. 下図のように、指定範囲内の79〜66点の間のセルに書式が追加設定されました。

セルの強調表示ルールを指定します(65点以下の指定−1)

  • 先の操作の続きとして、範囲指定もそのままとします。

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【セルの強調表示ルール】→【指定の値より小さい】とクリックします。

セルの強調表示ルールを指定します(65点以下の指定−2)

  1. 下図のように「指定の値より小さい」ダイアログが表示されます。
    ここで、値の「65」を入力します。

  2. そして、ここでは「濃い赤の文字、明るい赤の背景」の書式を選択しました。

  3. 【OK】をクリックします。

セルの強調表示ルールを指定します(65点以上の指定−3)

  • 操作16〜19では65点より小さい設定です。
    65点は含まれないので、更に65点の設定をします。

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【セルの強調表示ルール】→【指定の値と等しい】とクリックします。

  2. 「指定の値と等しい」ダアログが表示されます。

  3. ここで値として「65}を入力します。

  4. そして書式は先ほどの65点より小さいと同じ書式(赤色)を設定します。

65点以下のセルに書式が設定されました−完了

  1. 下図のように、指定範囲内の65点以下のセルに書式が追加設定されました。

  • これで、「85点以上」「79〜66点」「65点以下」の3つの条件設定は全て終わり、下図のように完成しました。
    ここでは、範囲指定は解除してあります。

 

 


 

操作の流れA−データバーの設定

下図のような 地区別売上表の7月〜9月の売上額に、条件付き書式(データバー)を設定します

  • 下図のような地区別7月〜9月の売上額表があります。

  • 7月(B列)〜 9月(D列)の各列に、色の違ったデータバーを設定します。

7月のB2〜B 9に青色のデータバーを設定します−1

  1. データバーを設定したい範囲(B2〜B9)を範囲指定します。

7月のB2〜B22に青色のデータバーを設定します−2

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】とクリックします。

  2. 表示された条件付き書式の中より、【データバー】をクリックします。

  3. さらに表示されたデータバーの見本より、青色のデータバーをクリックします。

マウスを見本の絵の上に持っていっただけで、今範囲指定しているB2〜 B9の上にデータバーの書式が表示されますので、実際の結果を見ながら、好きな色を選択出来ます。

・決定はクリックです。

7月のB2〜B 9に青色のデータバーが表示されました

  1. 下図のように範囲指定したセルに、青色のデータバーで、地区ごと7月の売上額の大きさが表示されました。
    下図は任意のセルをクリックして範囲指定を解除しています。

同じ要領で 8月から9月の各地区の売上額に別の色のデータバーを設定します

  1. 上記操作1〜5と同じ要領で、各月(C列とD列それぞれ)の売上額に、別の色のデータバーを設定します。

  2. 結果は下図のようになりました。

 

 



 

操作の流れB−カラースケールの設定

上記の操作でデータバーを設定した表の 「3ヶ月計」と「地区総計」にカラースケールを設定します

  • 先の操作説明で作成した下図のようなデータバー付きの表の「3ヶ月計」(E2〜E9)に カラースケールを設定してみます。
    (E10のセルには設定しません。総計を含めると総計と各地区の差が大きすぎて、正しく各地区の比較が難しくなるからです)

カラースケールを設定したい範囲を指定します

  1. 3ヶ月計のE2〜E9に設定したいので、E2〜E9を範囲指定します。


 

カラースケールを選択指定します

  1. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】とクリックします。

  2. 表示された条件付き書式の中より、【カラースケール】をクリックします。

  3. さらに表示されたカラースケール見本より、ここでは下図のよう 「緑、黄色のカラースケール(色の濃淡でセルの値を示します)をクリックで選択します。

マウスを見本の絵の上に持っていっただけで、今範囲指定している E2〜E9の上にカラース
 ケールが表示されますので、実際の結果を見ながら、適切なカラースケールを選択します。

・決定はクリックです。

「3ヶ月計」にカラースケールがセットされました

  1. 下図のように3ヶ月計に緑と黄色のカラースケールが表示されました。

「地区総計」にもカラースケールをセットします

  • 上記操作1〜4と同じ要領で指定します。

  1. カラースケールを設定したいB10〜D10を範囲指定します。

  2. ここでは、緑、黄色、赤のカラースケールを選択指定します。

  3. 下図のようにカラースケールが表示されました。

 

 

 

操作の流れC−アイコンセットの設定

上記の操作でデータバー とカラースケールを設定した表の「3ヶ月計」と「地区総計」にアンコンセットを
   追加設定します

  • 今まで各種の書式設定をした表があります。

  • この表の3ヶ月計のE2〜E9に、5つの矢印(灰色)のアイコンセットを設定します。

  • さらに、地区総計のB10〜D10に、3つの信号(枠あり)のアイコンセットを設定します。

E2〜E9にアイコンセットを設定します

  1. E2〜E9のセルを範囲指定します。

  2. 【ホーム】タブ→[スタイル]の【条件付き書式】→【アイコンセット】とクリックします。

  3. 右側に表示された、見本のカラースケールより、5つの矢印(灰色)を選択して、クリックします。

マウスを見本の絵の上に持っていっただけで、今範囲指定している E2〜E9の上にアンコン
 セットが表示されますので、実際の結果を見ながら、任意のアイコンセットを選択出来ます。

・決定はクリックです。

表のE2〜E9にアイコンセットが設定されました

  1. 下図のようにE2〜E9に選択したアイコンセットが表示されました。

同じ要領でB10〜D10に3つの信号(枠あり)のアイコンセットを設定します

  1. B10〜D10のセルを範囲指定します。

  2. 【ホーム】タブの→[スタイル]の【条件付き書式】→【アイコンセット】とクリックします。

  3. 右側に表示された、見本のアイコンセットより、任意のアイコンセットを選択 (ここでは3つの信号(枠あり)を選択)して、クリックします。

  4. 下図のように設定されました。